DSは昔のハードなので処理性能も低く、当然使用されている3dデータもローポリです
しかし、あのグラフィックに魅力を感じ、
「ゲーム以外でも活用したい!」と考えるのは私だけではないと思います。
そこで今回は、dsソフトの3dモデルデータを操作できる「apicula」を紹介します。
導入方法
Githubのリリースページからダウンロードし、展開することで使用可能です。
使い方
このソフトは説明文が短く、コマンドラインですべての操作を行うので正直分かりにくいです。
romを読み込む&展開する
まずはromを読み込みましょう。
- 読み込みたいromをダウンロードした実行ファイルと同じフォルダに置く
- フォルダ上の何もないところでshiftを押しながら右クリックし、「ターミナルで開く」等を押す
- プロンプトが表示される
.\apicula extract XX.nds -o 任意の名前
- XXは読み込むROMの名前に変更してください
と入力し、エンターを押すと処理が開始され、romの中の3dモデルデータが「任意の名前」がついたフォルダの中に展開されます。
3dデータを見てみよう
展開したデータを見るには
.\apicula view さっきの出力先のフォルダの名前
と入力すると3dビューワーが起動します。
3dビューワーの操作 W/A/S/D 前進/左移動/右移動/後進 E/Q 上昇/下降 L.Shift 移動スピードを上げる L.Ctrl 移動スピードを下げる L.Mouse 視点移動 ,. モデルの切り替え「,」で前のモデル「.」で次のモデル O/P アニメーションの切り替え Space モデルデータがプロンプトに表示されます
モデルの変換
変換したいモデルを見つけたら、スペースキーを押し、名前等の情報を取得します。
すると モデル、テクスチャ アニメーションのパスが表示されるので、ダブルクリックで選択、そのままコピーします
.\apicula convert モデルパス アニメーションパス テクスチャパス -o 出力フォルダの名前
と入力することで、マテリアルやアニメーションを備えたcollada形式に変換できます。
これでblender等で使用することも可能でしょう。
まとめ
古いハードということもあり、中々見つけるのに苦労しましたが、これが唯一の方法だと思います。
ぜひご活用ください。